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2009年6月17日 (水)

曹洞宗大本山の永平寺78代貫首・宮崎奕保(みやざきえきほ)さんの106歳の天寿を全うするまでの座禅一筋の生涯、大自然を心とした生き方が【6月16日NHK「あの人に会いたい」(22:50-23;00)】で紹介されました。(その1)「やっぱり日常の生活が手本やな。老僧の口だけでない、実行で示した、それが元や。」

1)洞宗大本山の永平寺(福井県)は道元禅師によって開かれた鎌倉時代から続く禅の道場です。
78代貫首・宮崎亦保さん(みやざきえきほ1901~2008年)さんは、106歳の天寿を全うするまで修行僧の先頭に立って座禅一筋の生涯を貫きました。

2)宮崎亦保さんは15歳の時、父親が亡くなった為、兵庫県の寺に引き取られました。
小塩老師の元で修行に打ち込みますが、座禅ばかりしている老師のことが理解出来ないでいました。

3)転機が訪れたのは29歳の時、老師が82歳で亡くなりました。
宮崎亦保さん
「老僧の温かい死骸を見た時に“偉い人やったな”と思った。
80にもなっとって雲水と同じものを食べて、雲水と同じように1日をわたくしの無い生活をする。
やっぱり日常の生活が手本やな。
老僧の口だけでない、実行で示した、それが元や。

できたら老僧のような坊さんになりたい。
だから人間はまねをせなあかん。
学ぶという事は真似をするということから出ておる。
1日真似をしたら1日の真似や。それで済んでしもうたら。
ところが一生真似しておったら真似がほんまもんや。」

4)宮崎さんは、老師の死で「座禅することそのものが悟り」であることに気づかされます。
その時から宮崎さんは座禅の意味を考える事をやめました。老師に習いただひたすら座る事。「只管打座(しかんたざ)」に目覚めたのです。

・永平寺(福井県吉田郡永平寺町志比)は、寛元2年(1244年)に道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場です。境内は三方を山に囲まれた深山幽谷の地に、大小70余の建物が並んでいます。道元禅師は正治2年(1200年)京都に生まれ、14歳の時に比叡山で出家し、24歳の春に中国へ渡り天童山の如浄禅師(ニョジョウゼンジ)について厳しい修行をされて、お釈迦様から伝わった坐禅という正しい仏の教えを受け継がれて日本に帰られました。初め京都に道場を作りましたが 寛元元年に波多野義重(ハタノヨシシゲ)公の要請もあり、越前の国(福井県)に移られて永平寺を開かれたのです。現在は曹洞宗の大本山として、僧侶の育成と檀信徒の信仰の源となっています。          ~永平寺の冊子より~ 

(続く)

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